アイフルの過払い請求の流れはどうなりますか?

過払い金返還請求シリーズ、今回はアイフルの請求方法について確認をしていきます。アイフルの対応については少し留意しなければならない点があります。
 

個人で利息返還請求をしている場合、他社で上手に返還請求できても、
 

アイフルではうまくいかない可能性があります。
 

その理由とはどこにあるのでしょうか?
 

1.アイフルで過払い請求可能な条件とは

 

過払い金とは、出資法の金利(29.2%上限)利用していた期間を、利息制限法(18.0%上限)の金利で計算し直して、差額分を返還してもらうことをいいます。

これを利息返還請求と呼んだり、不当利息返還請求と呼んだりします。一般的に過払い金請求と呼ぶ方が一般的ですので、今回は過払い金請求という呼び方で統一しましょう。
 

では過払い金はどのようにして、返還されるのかという点になります。
 

待っていても、自動で勝手に戻ってくるということはありません。
 

自分でアイフルに請求する必要があるのです。では自分の過払いはどれくらいあるのでしょうか?その確認方法をご説明します。
 

①ヒントは取引内容にあります

 

過払いと一口で言っても、旧金利で利用していた期間と利用方法によって異なってきます。
 

例えば、
 

  • 旧金利(27.375%)で利用していた期間1年
  • 新金利(18.0%)で利用している期間6年

 

仮にこのような取引であれば、払い過ぎていた期間は1年ほどなので、請求した場合に元金の減少は見込めても、お金を返還されるまでには至りません。
 

過払い金がどれくらいあるのか、いくら還ってくるのかを確認するには取引明細を取得する以外に方法はありません。
 

取引明細、取引履歴と呼ばれるものですが、アイフルのフリーコールに連絡をして取得をするか、本社などへ封書による請求で取得をします。
 

取得後にネット上に、過払い金計算ツールがありますので、取引の内容を入力すれば、自動で過払い金の計算をしてくれます。
 

②過払い金と時効

 

過払い金にも時効が存在します。
 

しかし、貸金業法には時効の規定はありません。そのため、消費者保護法、民法、商法などの規定で運用されます。
 

その中の時効の運用は5年とも、10年とも言われており、弁護士は10年を主張し、貸金業者側は5年を主張することが多いようです。
 

これは契約の終了から5年や10年という話になるので、
 

現在利用中の契約に過払いが発生している場合には時効の規定はないという認識で扱われます。
 

すでに完済、解約をしている場合や、現在の契約の前に完済した時期があれば、時効の適用がありますので注意が必要になります。
 

2.過払い金請求方法を徹底解説

 

過払い金を請求する方法は2通りあります。
 

  • 自分でアイフルと交渉する方法
  • 弁護士、司法書士などの代理人に委託して交渉してもらう方法

 

自分で過払い金の請求、交渉をする場合には根気が必要になりますが、代理人へ着手金、成功報酬などの支払いがありません。
 

弁護士などの代理人へ依頼する場合は、全てお任せとなり、面倒な手間などはありませんが、受任費用が発生します。
 

過払い金が存在している場合は、過払い金から相殺されますので、弁護士費用が、実質自分の財布から出費するということはないようです。
 

①過払い金を満額請求する方法

 

アイフルは他の大手消費者金融と比べると資金力に難点があり、銀行とのつながりがないことから、露骨にサラ金らしさを出すことがあります。
 

どのようなことかと言うと、
 

  • 過払い金の請求を出しても連絡をしてこない
  • 口頭弁論に呼び出しをしても、すっぽかすということもあります

 

また個人が請求をして裁判外で交渉をすると、足元を見た対応になるケースも多いため、過払い金を満額返還するには、
 

  • 代理人を中間に入れる
  • 裁判による請求をする

 

この方法が良いでしょう。過払い金返還請求をするにあたって、
 

満額の請求にこだわるなら、アイフルはかなりの強敵です。
 

個人で立ち向かうには難敵であると言えます。
 

②過払い金5割なら即和解

 

アイフルからすれば、5割でもかなり譲歩したと感じているようです。
 

返還金5割までの和解なら、お金を還してくることや、契約中の利用残高が0円となる、0円和解と呼ばれるものであれば、即対応してくれるようです。
 

そのため、過払い金の返金が目的ではなく、現在利用中の残高を0円にして契約を終了させたいという場合には、このような和解方法でも良いのではないでしょうか?
 

また過払い金返還による債務整理は、金融事故情報として報告されませんので、アイフルで残債務0になった翌日に銀行カードローンや、他社消費者金融に申し込みをすることは可能です。
 

全額返金での対応を望むのか、一部での返却でも良いと考えるのか、状況に合わせて返還請求をするという方法が良いでしょう。
 

3.アイフルの嫌がらせとは

 

かっこいい言い方をすれば、独立系消費者金融と呼ばれますが、銀行と連携していないことで資金調達金利も高く、会社を経営するための資金力に難点があります。

過去に消費者金融が問題を起こしてきた問題の多くにアイフルが絡んでいることをご存知でしょうか?このように、消費者金融業界の異端児扱いをされることもあります。
 

では過払い金返還請求をした場合に、どのような嫌がらせをしてくるのでしょうか。
 

  • 取引明細書を請求してもすぐに書面が届かない
  • 本社に過払い返還請求書面を出しても返事がない
  • 口頭弁論を欠席する
  • 勝ち目のない裁判結果に控訴、上告をする

 

このようなケースが多いようです。
 

要は時間稼ぎをして、相手が疲れるのを待っているという感じです。当然裁判結果には従わなければなりませんが、最悪、最高裁まで上告をして過払い金返却のスパンを大幅に遅らせるという作戦です。
 

①アイフルとADR(裁判外紛争)

 

アイフルは武富士と同じように破綻寸前になったことがあります。これは過払い金返還請求による資金ショートです。
 

武富士は会社を倒産させましたが、アイフルは倒産させることはせず、裁判外紛争(債権者との裁判外での話し合い)で債務を整理しています。
 

そのために銀行から低金利で現金を引き出すこともできず、債権者への返済もしなければなりませんでした。
 

そのような理由から、嫌がらせと思われるような時間稼ぎをしていました。
 

②裁判外紛争の返済に決着

 

2015年8月25日にアイフルは、取引金融機関から527億円を借り入れて、ADR手続きが終了しました。ごく最近の話ですが、これから新たな資金調達も可能になります。

アイフルにおいて、今後も過払い金返還請求は発生するでしょう。
 

しかし状況が変わったからといって、紳士的に過払い返還請求に応じるとは考えにくく、上記のように困惑させることは今後も発生する可能性は極めて高いです。
 

③嫌がらせの対処方法

 

非常に難しい話となりますが、自分で返還請求をする場合には、地道に連絡をして対応し続けるしか方法はないでしょう。
 

アイフルも会社を潰さないための方法として、時間稼ぎなので、わからないでもないのですが・・・。もう少し紳士的でもいいのかなと思います。
 

そのような理由から、アイフルに過払い金返還請求をする場合には、
 

代理人を立てて、交渉をしてもらう方が無難だと言えます。
 

弁護士などは仕事なので、時間稼ぎをされても交渉してくれますが、個人での対応だと途中で面倒になる可能性もあります。
 

まとめ

 

アイフルとの過払い交渉には時間と労力を費やします。こちらにも、アイフルにも事情があり、時にその事情は意固地にも見えることがありますが、アイフルも必死だということです。
 

過払い金返還請求を最高裁まで上告して、世間に知らしめたのはアイフルでした。また、不動産担保契約を取り扱っていたとき、担保の持ち分での契約設定や、頻繁に裁判を起こしていたのもアイフルです。
 

そのように消費者金融業界の中でも異端児扱いをされている部分もありますので、交渉は困難を極めます。過払い金の返還金額も、こちらが相当折れないと和解は難しいため、代理人を通すことをおすすめします。