ビジネスローンの審査基準とは?
ビジネスローンとは、法人または個人事業主を対象としたローン商品のことで、主な借入先は、
 

  • 銀行
  • ノンバンク(信販・消費者金融など)
  • 公的機関

などがあります。
 

それぞれの特徴としては、
 

  • 【公的機関】低金利だが審査に時間がかかるので急ぎの方は不向き。
  • 【銀行】公的機関に比べるとスピーディーだが、審査は厳しい傾向。
  • 【ノンバンク系】審査は早いが、金利が高めの設定。

といったメリットデメリットがあげられます。
 

事業主にとって、資金繰りは非常に重要な業務であり、ビジネスローンの活用を検討している人も少なくないでしょう。
 

申し込みに際し、金利設定や限度額、審査基準など気になる点は多いと思われます。
 

そこで今回は、各社のメリットやデメリットなどを踏まえつつ、ビジネスローンの審査基準について詳しくご説明します。
 

1.申し込み前にチェックしておきたい3つの項目とは?

 

ビジネスローンには確定申告書の準備が必須となりますが、申し込みをする前に確定申告書の以下の3点は最低限チェックしましょう。
 

  • 税金が未納ではないか
  • 債務超過がないか
  • 税務署の押印はあるか

 

まず、税金未納状態では審査は通りません。
 

ビジネスローン申し込み前に、必ず納税するようにしましょう。
 

確定申告後に税金を納めた場合には、納税証明書の提出も忘れないようにしてくださいね。
 

また、最終決算期に資産よりも負債が多い(債務超過)場合も審査は通りません。
 

赤字申告も厳しい審査となることが予想されますが、金融機関によっては総合的な判断で審査が通過することもありますから、まずは相談してみるのがよいでしょう。
 

そして、当然のことながら、提出する書類は税務署へ申告済みの書類ですので、税務署の確認印がないものは書類として採用されませんので注意が必要です。
 

e-tax(電子申告)で申告した場合は、受信通知を持参することで証明となります。
 

2.フリーローンとビジネスローンの違いとは?

 

次に、フリーローンとビジネスローンの違いを項目別に見ていきましょう。
 

①金利の違いはあるのか?

 

金利設定は、ビジネスローンの専門色が強くなるほど低い傾向があります。
 

下限金利を見ると、ビジネスローンの方が若干高めの設定のことが多いようですが、最初に設定されるのは概ね上限金利ですので、まずは上限金利に注目しましょう。
 

ノンバンク系はフリーローンが主力商品のところが多く、フリーローンもビジネスローンも同じ金利設定か、もしくはビジネスローンの下限金利が若干高めの設定になっています。
 

銀行は2%~9%台ですので、フリーローンよりは低めの設定のところが多いようです。
 

公的機関は、0.4%~1.8%とやはり圧倒的に低金利です。
 

②限度額について

 

では、限度額はどうでしょうか?
 

限度額も金利同様、どの商品を主力にしているかによって違いが見られます。
 

ノンバンク系は金融会社によって随分幅があり、300万円から1000万円という設定内容でした。
 

ビジネスローンは、総量規制対象外となりますので、ノンバンク系でも年収の三分の一という縛りを気にする必要がないのは嬉しいですね。
 

銀行は上限1億円までというところもあり、大きく必要な時は公的機関か銀行がオススメです。
 

③資金使途は絶対に事業資金でなければいけない?

 

ビジネスローンの場合、資金使途は基本的に事業資金であることが条件とされます。

⇒ビジネスローン・事業ローンについて
 

銀行やノンバンク系は、申し込み条件として業歴が1~2年以上と設定していることも多く、開業資金として利用したいのであれば公的機関への申し込みが確実と言えるでしょう。
 

ノンバンク系ビジネスローンのメリットとしては、フリーローン同様、繰り返しの出し入れができるカードがほとんどなので、一度カードを作ってしまえば実質フリーローンと変わらずに利用することも可能である点が挙げられます。
 

④担保・保証について

 

ビジネスローンも、フリーローンと同じく原則無担保・無保証で利用ができます。
 

ただし、一部金融会社では、法人の場合は代表者が連帯保証人になるなどの措置が取られることもあります。
 

⑤審査基準の違いはあるのか?

 

さて、一番気になるのは、審査基準の違いではないでしょうか?
 

審査基準に関しては、多くの企業で公にはしていないのが通例ですから、詳細をうかがい知ることはできません。
 

しかし、公的機関や銀行に比べると、ノンバンク系ビジネスローンは必要書類が少ないことが多く、審査基準はフリーローンにだいぶ近いのではないかと推測できます。
 

そのため、審査はスピーディーですし、来店も不要であることが多いです。
 

もちろん、返済能力については慎重に審査しなければなりませんから、事業内容や将来性についてはより詳しく調査するという点で、
 

フリーローンよりは審査が厳しい可能性はありますが、それでも公的機関や銀行に比べるとはるかに審査可決率は高いと言えるでしょう。
 

3.ノンバンク系ビジネスローンはこんな人にオススメ!

 

以上の点から、ビジネスローンの申し込みは、低金利で十分な限度額を確保できる公的機関か銀行がベストなのは確かです。
 

しかし、
 

  • 審査が厳しい
  • 審査に日数を要する
  • 来店しなければならないことが多い
  • 準備する書類が多い
  • 事務手数料がかかることがある

 

など、デメリットに感じられることが多いのもまた事実です。
 

そこで、ちょっとしたつなぎ資金を短期間で利用する等のケースであれば、ノンバンク系ビジネスローンが適していると言えるでしょう。
 

ノンバンク系ビジネスローンは、
 

  • 柔軟な審査
  • 即日融資
  • 来店不要

 

という嬉しいメリットに加え、審査も可決率が高いので、急な資金繰りが必要になった時は助かりますよね。
 

このように、ビジネスローンは、必要な時期や金額等によって申し込み先を検討してみるとよいでしょう。