クレジットカードのキャッシングと消費者金融の違いは?

インターネットショッピングの普及に伴い、クレジットカードを持つ人も多くなってきました。
 

クレジットカードの審査対象年齢は18歳以上ということもあり、今や学生でもクレジットカードを数枚所持しているのが当たり前だったりします。
 

さて、主にショッピングのイメージが強いクレジットカードですが、キャッシング機能も一緒になっていることはご存知の人も多いと思います。
 

キャッシングと言えば、消費者金融のイメージが強いですが、クレジットカードのキャッシングとはどのような違いがあるのでしょうか?
 

今回は、クレジットカードと消費者金融のキャッシングの違いについてご説明しましょう。
 

1.どちらも貸金業法が適用されます

 

クレジットカードのショッピング返済を一括以外の方法にするときには、「割賦販売法」という法律が適用されます。
 

しかし、キャッシングについては、消費者金融と同じ「貸金業法」が適用されるのです。
 

貸金業法が適用されるということは、総量規制の制度があったり、上限金利が20%までであるということです。
 

総量規制とは、限度額が年収の三分の一までに制限される制度のことです。
 

つまり、クレジットカードのキャッシング枠は、消費者金融からの借り入れも含めて年収の三分の一までとなるのです。
 

クレジットカードのキャッシング機能は、付けるか付けないかを選択することが可能ですが、すでに消費者金融から年収の三分の一の借り入れをしている場合には、キャッシング機能を付けられないこともあることを念頭に置いておきましょう。
 

2.金利と限度額の比較

 

さて、キャッシングで最も気になる金利設定ですが、クレジットカード会社と消費者金融を比べるとどうなのでしょう?
 

金利については、どちらも概ね18%前後を上限金利としているところが多いようです。
 

ショッピングの金利が低いので誤解されがちですが、特にクレジットカード会社だから金利が低いということはなく、どちらかというと高めの印象があります。
 

金利が高いと感じる要因は下限金利で、消費者金融の下限金利が4~5%であるのに対し、クレジットカード会社のキャッシングにおける下限金利は最も低くて7%台となっているのです。
 

限度額は、消費者金融で最大500万円前後、クレジットカード会社は概ね100万円までの設定が多いようですが、クレジットカード会社の限度額は、ショッピング枠との合算値としているところが多いので、注意が必要です。
 

例えば、クレジットカードの限度額が100万円だと、ショッピング枠80万円、キャッシング枠20万円といったように、100万円全てをキャッシングとして利用できるわけではありません。
 

3.クレジットカードでキャッシングをするメリット

 

「金利が高くて限度額も低いのであれば、キャッシングは消費者金融の方がいいんじゃない?」
 

と思われる方も多いかもしれません。
 

そこで、クレジットカードでキャッシングするメリットについてまとめてみました。
 

①返済方法が口座引き落としのため、返済忘れが少ない

 

クレジットカードは、ショッピングの支払いが口座引き落としとなっており、口座登録をしていることがほとんどですから、キャッシングの支払いも口座引き落としとなっています。
 

消費者金融は自らカードで返済する形式がほとんどですから、うっかり返済を忘れてしまうという危険性もあるなか、口座引き落としであれば忘れる心配がありません。
 

また、引き落としですと毎月一定額が元金に返済されるので、返済計画も立てやすくなるというメリットもあります。
 

②未成年者でもカードが持てる

 

クレジットカードの審査対象年齢は18歳以上となっています。
 

未成年者の場合、親権者の同意は必要ではありますが、消費者金融は審査対象が20歳からですので、申し込みすることすらできません。
 

学生ではなく就労者の方もいるでしょうから、返済能力もありますし、未成年者でも審査してもらえるのは助かりますね。
 

③カードに対する抵抗感が薄い

 

消費者金融のカードを持つことに対しては、抵抗感を持つ人もいるかもしれませんが、クレジットカードは比較的抵抗無く持つことができるのではないでしょうか。
 

カードを持っているところを万が一家族に見られても、クレジットカードならば容認されるというケースも多いようです。
 

④海外で利用できる

 

全部ではありませんが、海外キャッシングが可能なカードもあります。
 

海外でわざわざ両替可能な場所を探さなくてもいいですし、いざという時にキャッシングできるのは便利ですね。
 

4.クレジットカードでキャッシングするデメリット

 

以上のように、メリットも多いクレジットカードですが、デメリットも押さえておきましょう。
 

①金利・限度額面で消費者金融に劣る

 

前述したように、クレジットカードのキャッシング機能は、金利が高めで限度額は低めの設定のところが多いです。
 

利用前に、ショッピング枠とキャッシング枠についてはきちんと確認しておきましょう。
 

②スキミング被害、インターネットでの情報漏えい等の危険性が高い

 

ショッピングの時にもカードを使用する関係上、お店でカードを出す機会が多いので、その分スキミングなどのトラブルに巻き込まれる事案も多いです。
 

ネットショッピングをする時には、カード番号とセキュリティコードがあれば買い物できますから、何かの確認のタイミングで「クレジットカードの確認で両面のコピーを・・・」などと言われた場合には注意しなくてはなりません。
 

また、インターネット上にカード番号を入力するので、情報漏えいなどの騒ぎがあったとき、リスクが高くなります。
 

5.キャッシングで強いのは消費者金融

 

どちらかといえば、クレジットカードのキャッシング機能は、「おまけ」的要素が強いと言っても差し支えないでしょう。
 

どうしても、消費者金融に比べるとキャッシングのノウハウは劣りますから、リスク軽減の為、クレジットカード会社のキャッシング審査は厳しい傾向があります。
 

また、金利面・限度額面でも融通が利かない場合が多いかもしれません。
 

キャッシングに重きを置くのであれば、やはり消費者金融に申し込みをした方が利便性や満足度は高くなるでしょう。
 

ただし、急に必要になった時にちょっと利用するのであれば、クレジットカードのキャッシング機能は大変便利ですし、いざというときのためにキャッシング機能があった方が安心です。
 

ご自身の状況に合わせて、クレジットカードのキャッシングと消費者金融のキャッシングを賢く使い分けましょう。