総量規制対象外のカードローンについて

完璧には作られていない、総量規制について確認をしていきます。

実は抜け道があって、総量規制以上の借り入れが可能な場合もあるのです。
 

総量規制と言っても、対象になる借り入れ、対象にならない金額があるのはご存知でしょうか?
 

これを正しく理解することで、自分の返済プランを考えたり、人生計画をすることが可能となってきます。少し内容が難しくなりますが、総量規制の全てを網羅しました。
 

これは総量規制の保存版と言えるでしょう。
 

内容の確認から、法律の穴まで徹底検証していきます。

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1.貸金業法の総量規制とは何ですか?

 

貸金業法が改正されて、借り入れ金額の上限が法律で定められました。
 

その内容とは、年収の1/3を超える借り入れを禁止するという内容で、これが総量規制と呼ばれるものです。
 

しかし、全ての借り入れを総量規制の対象にすると日本経済の停滞、国民生活に支障を及ぼします。
 

このような理由から、キャッシング部分の借り入れを制限する法律の内容となっています。
 

では、その内容を確認していきましょう!
 

①どうして総量規制が定められたのでしょうか?

 

貸金業法施行以前に、個人の借り入れ金額の上限に関する規制というものはありませんでした。
 

そのため、消費者金融による過剰融資も多発して、この返済をするために、闇金業者が大量に出現したのもこの頃の話です。
 

厳しい取り立てや、返済不能となった人たちの中から、自殺者も出たことにより社会問題となりました。

これがいわゆる、サラ金問題と呼ばれるものです。
 

貸しすぎる会社側が悪いということになり、
 

「貸せる金額を年収の1/3までにしましょう!」
 

となったのが総量規制なのです。
 

この法律は貸金業者を取り締まるための法律と位置づけられています。
 

  • 住宅ローン
  • オートローン
  • 自動車ローン
  • 高額商品のローン
  • 銀行が展開するフリーローン

 

これらは、総量規制の対象外として扱われます。
 

その理由は、サラ金問題を引き起こしたのは消費者金融だからです。

銀行の融資は審査が厳しいということもあり、銀行系の融資は対象外とされています。
 

実はこの部分が総量規制を複雑にしている部分があります。何が総量規制対象となり、何が対象外になるのか見ていきましょう。
 

②総量規制対象になるものとは?

 

消費者金融は審査をする時と、借り入れ後も3か月に1度の周期で、信用情報センターに照会して、年収の1/3になる借り入れを制限するようにしています。
 

もし、借り入れ額が制限を超えてくるようになると、追加利用枠の停止をして追加の利用ができないようになります。
 

この対象になるものが、消費者金融のキャッシングなどになります。
 

  • アコム
  • プロミス
  • アイフル
  • モビット
  • シンキのノーローン
  • レイクの前身、新生フィナンシャル時代の借り入れ

 

このような会社で利用しているキャッシングが対象となり、中堅消費者金融の借り入れも含まれ、クレジットカードのキャッシングのみ含まれるようになります。
 

対象になるものを確認しましょう。
 

  • 消費者金融のキャッシング
  • 学生ローンと言われるカレッジ、友林堂などのキャッシング
  • クレジットカードのキャッシング
  • 一本化した借り換えローンの残高
  • 貸金業者の不動産担保ローン

 

実は以外と対象になるものが少ないのです。
 

しかし、サラ金のキャッシングはアルバイトをしている学生や、パート主婦も簡単に借り入れができることから、利用している人口が多いのです。
 

③総量規制対象にならないものとは?

 

以下のような銀行キャッシングは総量規制の対象外となります。
 

  • バンクイック
  • 三井住友銀行カードローン
  • みずほ銀行カードローン

 

もちろんネット銀行も当然ながら対象外となり、
 

  • オリックス銀行
  • イオン銀行
  • 楽天銀行

 

不思議な感じもしますが、審査基準、利用方法もさほどかわらない銀行カードローンですが、銀行キャッシングは全てが総量規制対象外となります。
 

また住宅ローン、クレジットカードのショッピングも対象外、東京スター銀行の展開する銀行おまとめローンは総量規制対象外となります。
 

総量規制対象外になるものを確認しましょう。
 

  • メガバンクなどの展開している銀行カードローン
  • 千葉銀行のカードローンのような地方銀行カードローン
  • 住宅ローン
  • オートローン、マイカーローン
  • クレジットカードのショッピング枠利用分
  • 物品購入した場合の分割にしたローンの残金
  • 教育ローン、学費ローンなど銀行が展開するローン
  • その他、銀行で組んだローンの残高

 

このように、対象外になるものが実は多いのです。対象になるものと、ならないものに実は共通した点があるのですが、お気づきいただけますか?
 

消費者金融と言われるノンバンク、
 

銀行以外の金融機関の借り入れが総量規制対象になっているのです。
 

それと対象に、銀行の借り入れに関しては、一切対象外になっていることが、おわかりいただけますか?
 

そのため不動産担保ローン、消費者金融が契約した場合には総量規制の対象になるのに対して、銀行が不動産担保ローンを契約した場合には、総量規制対象となるのです。ここを踏まえた上で次に進みましょう。
 

2.消費者金融と銀行系カードローンの違いについて

 

銀行系という言葉をよく聞きますが、銀行系は銀行ではないという意味になります。ビール系飲料という言葉がありますが、あれはビールではないですよね?
 

アコムやプロミスは親会社が銀行であることから、銀行系と言われることもあります。
 

バンクイックやみずほカードローンは、銀行カードローンと呼ばれます。
 

この銀行カードローンと消費者金融を比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか?
 

①銀行カードローンの審査は消費者金融が行っている!?

 

銀行カードローンのHPなどを確認すると、契約条件にアコム(株)の保証を受けられる方、という文言をみたことはありますか?
 

これは銀行カードローンの審査を消費者金融が請け負っているということを意味しています。
 

銀行には個人向けカードローンのノウハウがありませんでした。そのノウハウを子会社や提携した消費者金融に行ってもらっているのです。
 

しかし、契約は銀行カードローンとなり、総量規制に抵触しないカードローンという位置づけになります。少しややこしい話ですが、銀行カードローンの裏には消費者金融が存在しているということです。
 

バンクイックやスルガ銀行のカードローンは、保証をアコムが行っています。これは上記のように審査はアコムが行い、融資などの貸付は銀行が行い、利息収入も銀行に入るというシステムになっています。
 

②2つのカードローンの違いについて

 

消費者金融のカードローンは貸金業法に縛られ、銀行カードローンはこの縛りを受けないというのが大きな違いになります。
 

また、銀行カードローンは専業主婦のキャッシング契約を積極的に推進しています。
 

このように、消費者金融が契約しない主婦層を銀行が取り込んだことで、銀行の独壇場となりました。
 

消費者金融と違い、収入証明の規定もないため、銀行ごとに限度額200万まで収入証明不要、300万まで収入証明不要と銀行ごとに決めることも可能です。
 

また、銀行は資金調達をする必要がないという理由から、
 

消費者金融の金利と比べて金利が安いという利点があります。
 

消費者金融の金利が100万円未満は18%に対して、銀行カードローンは14.6%とされているのが一般的です。
 

③審査内容はどうなのでしょうか?

 

消費者金融より厳しめになっていることが一般的です。
 

銀行によっては、自行の普通口座を持っている人の審査を行う場合に、在籍確認なしで審査をするケースも多く、審査内容はプロミスなどに比べると審査項目も少ないのですが、契約までに時間がかかります。
 

当然ながら共通する審査項目が多く、信用情報センター、年収の申告などは消費者金融より厳しくチェックしています。
 

また、複数の銀行、消費者金融を一斉に申し込みをして、借り回りをする人は、申し込みブラック扱いとして、契約自体を断るケースが大半です。
 

審査が厳しめという内容や、審査に時間を要するという内容から、金利は安く契約できることが多いものの、緊急に現金が必要という場合に、即時対応とは言い切れません。
 

現金は突然必要になることが多いことから、すぐに現金を用立ててくれる消費者金融を選ぶという人は今も多い状況です。
 

銀行カードローンは常に進化を進めており、
 

バンクイックに関しては即日融資を全面に押してCMをしています。これは近い将来、銀行カードローンに大きな影響を与えるでしょう。
 

3.おまとめローンと借り換えローンの違い

 

総量規制の対象外の商品に、借り換えローンというものがあります。
 

これは貸金業法の中で、他社利用分を必ず安くして、一本化する契約であれば、総量規制を超えての契約を認めるという内容から生まれた商品です。
 

しかし、呼び方におまとめローンと、借り換えローンというような呼び方があるのがご存知でしょうか?
 

2つのまとめローンに違いがあるのか確認していきましょう。
 

①2つの商品の違いとは?

 

結果から言えば、名前が違うだけです。
 

それだけかよ!と思われた人のために、消費者金融でのまとめローンと銀行ローンでのまとめローンを比較した内容を説明していきたいと思います。
 

①消費者金融のまとめローン

 

消費者金融は総量規制のしばりを受けますが、貸金業法が例外貸付として、借り換えローンの契約はOKとしていますので、契約を締結することが可能です。
 

また、まとめる対象は総量規制に抵触する部分の借り入れのみとなっています。
 

このため、銀行カードローンの利用分がある場合はまとめ対象外となります。それに加え、この契約は証書貸付というものになり、一度借り入れた後は終わるまで返済のみの契約となります。
 

住宅ローンやオートローンと同じようなイメージを持ってもらえばわかりやすいかと思います。
 

②銀行カードローンのまとめローン

 

何度も説明のとおり、銀行は総量規制の適用を受けません。このため、審査の段階で、おまとめに利用希望と伝えると、審査の上、契約が可能かNGかの連絡がきます。
 

銀行ローンの場合、他社利用額がまとまるだけの限度額を用意してくれます。この枠内から利用をして他社の清算は自分でします。清算をして終わったことを証明する明細書を銀行に提出して終了となります。
 

銀行カードローンの場合、カードローン契約になっていることが多いので、限度額の範囲内で繰り返し利用することが可能です。
 

③どの契約が一番お得か検証します!

 

一長一短に言えない部分があります。それぞれに良いところ、悪いところがあるので確認をしていきましょう。
 

④消費者金融おまとめ

 

消費者金融のおまとめは、金利14%前後が平均となり、契約後は新たに借り入れをすることができません。対象になる金額は上記の総量規制対象になるものとなります。
 

メリットとしては、審査が早く、手続きも迅速に行われることが多く、あまり面倒と思うことなく契約が可能でしょう。
 

⑤銀行おまとめ

 

これと比較して銀行カードローンの場合は、金利は平均12%以下が多いです。限度額の範囲でまとめる契約のため、まとめた後もそのカードで引き続き利用をすることが可能です。
 

審査に時間がかかることも多く、収入証明書類を複数用意、他社利用金額の確認等で手間に感じる部分はあるでしょう。しかし、金利が安いというメリットはかなり大きいものです。
 

そのため、

  • 面倒なことが本当に苦手という人は、消費者金融
  • 手続きに時間がかかっても安くしたいという場合は銀行カードローン

このように選ぶというのいかがでしょうか?
 

また銀行の審査落ちをした場合に消費者金融の借り換えを申し込んでみるという方法も良いでしょう。
 

⑥まとめた後の借り入れは?

 

ここでも総量規制が登場します。
 

消費者金融でまとめた金額は、例外貸付で契約をした後も借り入れ金額として、信用情報センターに報告されます。
 

例えば50万2社を1社にまとめた場合に、信用情報は1社100万の利用ということが他の会社から確認できます。
 

こうなると、新たに借り入れをしようとした場合に、総量規制が作用するので、年収が300万以上ないと借り入れ不可ということになります。
 

銀行ローンで100万をまとめた場合には、
 

100万の借入金が総量規制対象外へと引っ越しをします。このため、消費者金融が借り入れ額を確認したときに借り入れ0となるのです。
 

こうなると、新たに借り入れができてしまうのです。
 

これを良いように捉えるか、悪いように捉えるかは本人次第です。この欠陥が総量規制という法律なんです。
 

新たに借りることができても借金は借金です。
 

返済しなければいけないものに変わりはありません。ここで新たに借り入れを起こすと返済不能となり、法的手続きを取らなくてはならないということもあります。
 

総量規制対象外まとめ

 

法律は人が作っているため、このような欠陥があるのも総量規制なのです。思っている以上に対象外になるものが多いと感じませんか?
 

対象になるのは、銀行以外で借りたものが対象になるというのが大きなポイントです。
 

この内容を熟知した人が、裏技として借り入れができる方法を教えますとしているものもありますが、借金は借金なのです。
 

まとめたなら、返済を優先するのが先決だと感じますし、自分の返済できる範囲で利用するのがいいでしょう。

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