消費者金融の完済と解約は違うの?返済後住宅ローンは組める?

住宅ローンを契約するタイミングで、キャッシング利用中だと、解約をするように銀行に指示をされる。このような話を、聞いたことがある人は多いと思います。
 

これは本当の話です。自宅を購入して、ローンを組む場合に注目されるのが債務比率と呼ばれる、年収に対して借り入れがどれくらいあるのかという部分です。
 

では住宅ローンを組む場合に、
 

  • 銀行からどのような指示をされるのか
  • 家族に利用を内緒のままキャッシングの解約は可能なのか
  • キャッシングの契約を解約したら住宅ローンは組めるのか

 

この3つに焦点をおいて確認をしていきましょう。
 

1.住宅ローン審査時に求められるものとは

 

キャッシングを利用するときに、契約の種類まで気にしないと思いますが、カードローンは極度額契約といい、定められた限度額の範囲内で繰り返し利用できる契約です。
 

極度額契約と別の種類を個別契約(証書貸付)といい、住宅ローンや自動車ローンのように、目的のために初回借り入れをして、返済だけをする契約があります。
 

住宅ローンを契約する場合、
 

キャッシングや自動車ローンの残額を完済しないと、決済が出ません
 

このように銀行から言われるケースがあります。その理由を確認していきましょう。
 

2.住宅ローンとキャッシングの関係は密接です

 

住宅ローンもキャッシングも、月に一度必ず返済が必要となります。住宅ローンを組む場合ネックになるのが債務比率です。債務比率とは、年収に対して、債務がどれくらいあるのかという比率です。
 

債務比率は、30%~40%前後が審査をクリアする条件としている銀行が多く、計算式としては、
 

年間合計支払い金額÷年収×100=債務比率
 

このように計算をされます。支払い金額は実際に返済をしている金額ではなく、借り入れ金額の30%を毎年の返済金額と計算されることも多いです。
 

このように計算している銀行も多く、キャッシングや自動車ローンの残額が多ければ多いほど、住宅ローンの審査に不利になります。
 

①銀行から解約を指示される理由とは

 

銀行から、キャッシングの契約を解約するように、指示されることがあります。
 

これはキャッシングの契約が限度額契約となるため、一度完済しても契約の特性上、利用できるという理由です。
 

限度額契約の場合、追加利用が可能という理由から、限度額マックスを債務比率と考えなければならないため、解約を要求されます。
 

②解約証明まで指示されるのが普通です

 

消費者金融や銀行カードローンでも、証明書の発行は可能です。解約まで手続きをすれば、
 

  • 会社名
  • 解約日
  • 契約は抹消されている旨

 

このような内容が記載された、解約証明書を発行してもらう必要があり、発行は各会社のフリーコールに連絡をすれば、郵送で証明書が自宅に郵送されます。
 

自宅に届いた証明書を、銀行の住宅ローンの担当者に郵送か持参をする方法で渡せば終了となります。
 

3.重要なのは家族バレではないでしょうか

 

キャッシングを完済するには、当然現金が必要です。
 

住宅ローンを組む世代になると、早ければ20代の人もいますが、大半は30代以降の年齢層になるでしょう。
 

住宅ローンを組む場合に、家族に利用がバレないで完済は可能なのでしょうか?
 

①内緒を通すのも状況次第です

 

自動車ローンは、家族に内緒にせずに契約をすることが多いでしょう。
 

しかし、キャッシングの契約を奥さんに断ってから契約することは少なく、大抵が内緒、もしくは言う必要がないという判断から配偶者が知らないケースが多いです。
 

自分の預金から、キャッシング利用分を完済できるのであれば、内緒のまま解約をすることは可能です。
 

完済ができなければ、住宅ローンを契約する場合、債務比率の問題が出てきますので、この時点で利用がバレることが大半です。
 

②キャッシングを解約せずに契約する方法があります!

 

自宅の名義を共有名義にすれば、2人の連帯債務になります。
 

本人の債務比率+配偶者の収入も加えることが可能となり、キャッシング利用がバレないことがあります。
 

妻の方がこっそり多額の借り入れをしている場合、ショックを受けるのはあなた自身になる可能性があるので、注意が必要ですね。
 

キャッシング利用を隠し通すときは、上記のように連帯債務にする以外方法がないので、自宅を購入する際、打ち明けるタイミングを計ったほうが良いでしょう。
 

自宅を購入するというハッピープランのため、
 

キャッシングの利用がこの時点で妻にバレても、大事にならないケースが多いように感じます。
 

4.カードローンの解約をすれば住宅ローンは組めるのでしょうか?

 

住宅ローンの審査において、
 

  • 本人の確認
  • 年収の確認
  • 住宅ローン契約が可能かの勤務先などの属性
  • 債務比率

 

この順番で進みます。債務比率の確認は最終段階と言えるので、

  • キャッシング契約の解約
  • 自動車ローンなどの完済

 

これらの内容の指示をされた場合は、住宅ローンは契約可能となるケースが多いと言えます。
 

①解約をすれば契約可能とほぼ見て良い

 

担当者から詳しい情報を聞く事が必要になりますが、銀行の個人向けの貸付で住宅ローンは大きな収益の柱です。借りたいこちらの意思と、貸したい銀行の意思は一致しています。
 

かなりプライバシーに踏み込んだ質問をされますが、キャッシングやローンの返済を迫られた時は、最後の関門と考えて大丈夫です。
 

しっかり担当者から話を聞きましょう。
 

②不安がある場合は仮審査をしてもらいましょう

 

金融事故と呼ばれる、
 

  • 60日や90日を超える延滞
  • 債務整理などの法的手続きから5年を経過していない
  • 破産手続きから5年を経過していない

 

これらの金融事故と呼ばれる情報が信用情報センターに報告されている場合は、そもそも住宅ローンも契約NGとなります。
 

もし不安がある場合には、先に仮審査をしてもらえるか確認しましょう。
 

5.住宅ローン契約後にカードローンの契約は可能でしょうか?

 

実に変な話ですが、住宅ローン契約後にカードローンの契約をすることは可能です。
 

さらにおかしい話をすると、住宅ローンを組んだ銀行でカードローンの申し込みをすると、金利が0.5%下がるというメリットがある銀行もあります。
 

要は住宅ローンの審査の段階で、キレイにしておけば良いという話です。
 

目的のないキャッシング契約はおすすめできませんが、希望がある場合には、問題なく審査に通る可能性が高いです。
 

6.まとめ

 

住宅ローンについての疑問に思っている部分が解決できたのではないでしょうか?
 

簡単に契約ができるキャッシングですが、住宅ローン契約時に、大きな足かせになることが多いです。
 

どうしても内緒を突き通したい人の場合、実家に頼み込んで両親に支払いをしてもらい、妻に内緒のまま住宅ローンを組むというケースもあります。
 

キャッシングの利用がバレる場合で、住宅ローンを契約する場合には家族間であまりモメないのが特徴的です。
 

一番もめる理由は、返済が滞って最後の最後にばれた場合が多く、封書などで利用が発覚するケースでしょう。
 

このような理由から、自分から借金のことを話せれば思っているほど、大事にならないケースがあります。(全てのケースに当てはまるわけではありません。)
 

そのため、キャッシングの利用は話せるタイミングに夫婦間で利用を話しておくということが必要であると考えられます。