消費者金融の取り立て電話は会社にも来ますか?

うっかり返済日を忘れてしまうこと、誰しもあると思います。返済日までにどうしても都合がつかないことだって、時にはあるかもしれません。
 

そんな時、頭に思い浮かぶのは、

貸金業者からの怖い取り立て電話ではないでしょうか。
 

昼夜お構いなしに、自宅や会社へひっきりなしに電話がかかってきて、「金返せ!」と大声で叫ばれる?
 

もし会社へ何度も電話がかかってきたら、周りの目も気になりますし、仕事にも支障をきたすかもしれませんよね。
 

さすがに今の消費者金融で、

そんな怖い取り立てをする業者はありません

そんなことをしたら、業法違反で業務停止になってしまいます。
 

じゃあ会社に電話は来ないものと、安心していいの?

と言われたら、答えはノー。
 

消費者金融の取り立て電話は、会社にも来ます。
 

でもご安心を!電話を回避する方法はいくつかあります
 

今回は、どうしたら会社への取り立て電話を回避できるかについて、説明しましょう。

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1.会社へ取り立て電話をするのは違法ではないの?

 

「いくら支払いが遅れているからって、会社にまで電話をよこすなんて非常識だ!」と考える人もいると思います。
 

そもそも、会社への取り立て電話は違法にはならないのでしょうか。
 

貸金業法第21条では、「正当な理由がないのに勤務先へ電話する」行為は禁止されています。
 

①正当な理由とは?

 

では、「正当な理由」とは、どのような理由を指すのでしょうか。
 

金融庁が定める事務ガイドラインによると、「正当な理由」として該当する可能性があるとしているのは、以下のケースです。
 

a.債務者等の自発的な承諾がある場合。
b.債務者等と連絡をとるための合理的方法が他にない場合。
c. 債務者等の連絡先が不明な場合に、債務者等の連絡先を確認することを目的として債務者等以外の者に電話連絡をする場合。なお、この場合においても、債務者等以外の者から電話連絡をしないよう求められたにも関わらず、更に電話連絡をすることは「人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動」に該当するおそれが大きい。

 

事務ガイドラインより引用

 

簡単に言うと、借主自身が「会社に電話してもいい」と言った場合か、連絡先が会社以外にないという場合は、会社に電話できるということです。
 

②連絡先が会社以外にない場合とは?

 

連絡をとるための合理的方法が他にない、つまり、連絡先が会社以外にない場合というのは、広義に解釈される部分です。
 

自宅に固定電話がなく、携帯電話もないというなら、連絡先が会社のみというのはわかります。
 

他に考えられるのは、自宅や携帯電話に何日もかけているがつながらない場合です。では、何日くらいでそう判断するのか?については、各貸金業者によって基準が異なります。
 

このように、貸金業者側に正当と主張できる理由があれば、会社へ連絡することは違法ではないのです。
 

2.電話を回避するには

 

では、どうすれば消費者金融からの取り立て電話を回避できるのでしょうか。
 

①自分から電話して入金可能な日を知らせる

 

一番の方法は、自分から連絡することです。
 

返済日を過ぎてどうしても都合がつかないときは、早めに貸金業者へ連絡しましょう。「○日まで待って欲しい」と言えば、その日まで連絡がくることはありません。
 

②利息だけでも入金する

 

残高にもよりますが、利息だけなら数千円です。手持ちが少なく厳しいならば、最低でも利息を入金すれば延滞にはなりません
 

③必ず電話に出る

 

携帯電話に連絡があった時に、電話に出るようにしましょう。
 

1回出なかっただけで、すぐに会社へ、ということは少ないはずです。必ず数回は、本人が希望する連絡先へ先にかけますので、その時に電話に出るか、折り返し電話をしましょう。
 

④弁護士や司法書士へ債務整理の依頼をする

 

最終手段ではありますが、どうにもできなくなったら弁護士や司法書士へ相談しましょう。
 

任意整理する意向を伝えたら、以降貸金業者から直接連絡が来ることはなくなります。
 

ただし、その後二度と借り入れはできなくなります。
 

3.「かけても大丈夫」は、自発的な承諾があるとみなされる

 

もう一つ大事なことは、明確な意思表示です。
 

契約時に、今後の連絡先の優先順位を聞かれると思います。おそらく大半の人は、携帯電話を最優先に希望するでしょう。
 

貸金業者は、「もし携帯がつながらなかったときは、自宅や勤務先へかけても大丈夫か」を確認してくると思われます。この時、「大丈夫」と答えると「自発的な承諾あり」とみなされます。
 

つまり、会社へかける正当な理由があるということです。
 

会社へかけられたくない場合は、はっきりと拒否しましょう。
 

4.よほどのことがなければ会社への電話は来ません

 

さて、最初に「会社に取り立て電話は来ます」と書きましたが、上記の通り、ふつうの取引をしていれば、電話は来ないのです。

ふつうの取引とは、「返済日に入金する」「返済期日に間に合わないときは連絡する」ことです。
 

今は、どこの消費者金融でも、法令遵守にかなり重きを置いています。以前のサラ金時代のような取立てをする貸金業者はありません。
 

うっかりして1,2日返済が遅れたくらいで、会社へ電話するということは、まずないと言っていいでしょう。
 

ただし、長期に渡り、無連絡で返済が滞っている場合は、会社へ電話が来る可能性もあります。「入金したつもり」「連絡したつもり」といううっかりミスには十分注意しましょう。